2周年特別企画 その2
2周年特別企画、その2は覚醒めよ、その魂!ということでアギト!
発売時期の関係でレビューをしていなかったSHFアギトシリーズは多々ありますが、ここはやはりグランドフォームをご紹介でしょう。
ネタにちょこっと出てきただけで当ブログではあまり写真が無いので。(逆にクウガマイティフォームは結構な頻度で出てたのでスルーしました)
早速前面です。若干細さを感じますが、この辺りは好みの差ですね。個人的にはもうちょっとがっちりしててもいいかなあ。
横。
シンプルなためほとんど可動制限はなし。
背面。
記憶が確かなら、初めて差し替え頭部が付属したのがこのアギト。グランドホーンが展開した状態が再現できます。
といっても現在のように頭丸ごとではなく、前半分を取り替える形になります。
こちらも造形は良く、金の彩色もイメージ通り。
序盤はアンノウンの気配を察知すると半ば本能のように急行し、変身して戦うという流れが特徴的。
動き出してる 未来を止められない
この先のポジビリティ 俺たちだけの
Dream Your Self
明日へ!
SHFの解説ですが、このアギトグランドフォームは前回紹介したライジングアルティメットクウガよりもさらに前、黎明期に発売された商品なのですが、実はある欠点が。というのも付属品が差し替え頭部と開き手「のみ」なのです。つまりライオトルーパーより少ないのです。
後々発売されたアギト関連のSHFでグランドフォーム用手首が大量に付属しましたが、徒手空拳タイプのライダーにチョップ型の手とかつけないのはどうなのでしょうね…しばらく仕様が「?」となるような製品が続いた時期があったため、今の状況は喜ばしい事なのでしょうね…
では本題。
イメージを簡潔に言うとクウガにあった要素の中から特に「謎」という部分を強化した作品と言えます。
というのもまず
つまり前作「仮面ライダークウガ」のパラレルの世界になります。
この時点ですでに前回から観ている人は若干混乱すると思われますが、さらに話はややこしくなります。例えば、
・主人公、津上翔一=アギトは記憶喪失で実は自分の名前すら覚えていない状態だった
・仮面ライダーギルスに変身する葦原涼はどうして自分が急にその力を得たのかも分からない
・序盤最大の謎「あかつき号」の謎は大分後半まで引っ張ります
・敵組織(?)アンノウンの明確な目的、正体も不明
といった、謎のオンパレード。
特に主人公である津上翔一が序盤はあまり記憶喪失のことを気にしないため、とりあえず毎週見ないと話が分からなくなると言うこともしばしば。
ややこしい「前作のパラレル世界」と言う形をとったのは、警視庁の未確認対策チームことG3ユニットと言う形で前作のファンをとっつきやすくするためなのかもしれませんね。
なのでG3ユニットの面々から物語を見ていくと比較的分かりやすいのですが、こっちはこっちで北条さんとの人間関係というドラマがあるので、今度はそっちでこんがらがります。
今はDVDとかでまとめて見れますので頭が整理しやすいですが、当時はもうこんがらがることこの上なく、公式ホームページのチェックが欠かせませんでした(笑)
この作品で一番の見所はと言えば、やはりライダー同士のバトルと人間関係でしょうか。
…と普通は言うと思うのですが、個人的にはアンノウンの設定。
上の写真に映っているトータスロードの背中にある羽。これは全アンノウンに共通する事柄であり、実はアンノウンの背後に居るこの話のラスボスの正体を示唆するものでもありました。
さらにそれより上位の「エルロード」の存在など、そこら辺がツボで今だにアンノウン好きですね。
個人的には4人ライダーVS水のエル(強化後?)の戦いが大好きでその話だけ何度も観てました。
とか書いてたらまた見たくなった…
結構好きなライダーなのですが、初めて平成ライダーを観る人にはあまりお勧めしてません。
だってねえ…謎多いし…ねえ(自分が頭が悪いだけではないのか;)
ちなみにその後のライダーシリーズに客演や出演が何か多い人ばっかりという印象もある作品です。
次回「鏡の中 闇の中へ」
覚醒めよ、その魂!
「いやあ、新入り」
ちなみにトータスロードは放送中に発売されていたアンノウンが三体セットで入っていたやつ(名称わからず…ごめんなさい)のもの。装着変身サイズですが良く出来ていて、特にこのトータスは造形・塗装に関してSHFと並べても安っぽさは感じません。
経年劣化もないし。
この当時こんなにライダーが長く続くとは思いませんでした…