2周年特別企画 その5
「人間を守るのが、ライダーの仕事だ!」
今回紹介するのは、当時品であるプライスのフィギュアセット。
バイクとセットになっているバンプレストのものです。
当時品ですが入手したのは一年ちょっと前で、そろそろSHFでブレイド来るかな、と弟が中古品を確保したものです。
剣先が軟質素材のためへにゃっとなってますが、それ以外は塗装、造形共にいい品物です。
専用バイク、ブルースペイダー。
剣崎と橘さんは良くバイクでうろちょろするため、結構バイクに乗っているイメージが強いですね。
残念ながらスタンドが無いですが、中途半端なものがついているよりかはいいかもしれません。
付属するブレイドフィギュア。
技術のある人ならこれからパーツ取りしてSHFサイズのブレイドが作れそう。
単体で後ろから見ると面白いポーズ(そりゃそうだ)
SHFを乗せてみる、ということで当然ディケイド。
若干大きめですが、これはこれで。
ちなみにタイヤは転がし走行可能です。
前回も契約モンスターをカードに封印し、その力を使用していましたが今回はそれがさらに発展しています。倒したアンデッドはカードに封印し、自らの力に利用できると言うもの。
アンデッドはトランプ同様のスートと数字を与えられており、J,Q,K,Aは上級アンデッドという他のアンデッドより強力な存在としてストーリー上にも影響を与えていました。
この話ではライダー同士のバトルが頻発、4人のライダーが登場しますが勘違いや早とちり、果ては利用するべきアンデッドの力に振り回されて序盤はもうとにかく何で戦ってんの、という感じの否めない流れになっております。
相川始=カリスはともかく。
むしろ敵側=アンデッドの方がしっかりしてて困ります。
序盤はかなり話のテンポが悪く、それに拍車をかけるのが主人公のブレイドがいかんせん戦闘力に欠けること、強かったはずの橘さん=ギャレンがみるみる弱くなってしまいもはや戦うことすら困難になっていくこと(でもライダー同志だと弱い時期でもそれなりに優勢に戦います;)
が、橘さんが上級アンデッドの一人、伊坂(ダイヤのカテゴリージャック、ピーコックアンデッド)を恋人の死と言う犠牲を経て撃破した辺りから話のテンポが変わります。
てこ入れが成功した数少ない例とも言えます。(この辺りは次回いろいろ語るつもりです)
中盤~後半はご都合主義の設定がぽっと出てきたりしますが(モノリス・バトルファイト決着後のリモート不可、どうやってヒューマンアンデッドが勝利したのかなど)序盤がウソのように面白くなります。
アンデッドやライダーなどの設定がとても面白いのが特徴で、特にこの手の西洋的・魔術的モチーフは大好きなので当時発売されていたカードダスのラウズカードはとにかく買ってました。
またブレイドの最終フォームであるキングフォームはまさに最強、というようなビジュアルで、結構話し云々はともかくキングフォームはアリ、と言う人も多いのでは。ロイヤルストレートフラッシュがツボにはまりました。
ただまあここで全部盛りをかっこよくデザインしちゃったからディケイドがインディアンポーカーする羽目になったとも言えますがそれはまたディケイドの回で。
そしてこのシリーズの特徴はやはり…避けては通れない「オンデュル」でしょう。
当時を知っている人にはもう言わずもがなですが、とにかく序盤は「台詞が聞き取れない」のオンパレードで、聞き間違い(所謂空耳アワー的な)にて
「どうして裏切ったんですか!」が
「オンデュルルラギッタンディスカ!」と聞こえ、それがネット上のMADムービーにて有名になり様々な派生ネタが生まれていました;
ちなみに仲間内でもネタになっていたようですね…(公式サイトのインタビューにて)
恐らくディケイドのブレイド編でカズマが「チーズ!」と言って士に「チーフだ」と言われるシーンはそれの再現だと思われます;
クラヒといいカズマといい、普通に滑舌いいですから;
ただ本当にそう聞こえるのは序盤だけで、中盤過ぎる頃にはほとんどなくなっていましたね。
まあ紆余曲折あって、なんだかんだで好きでした。
せめて序盤の脚本がもうちょっと良かったらまた違う評価だったのかもしれません。
ちなみにギャレン=橘さんを演じた天野さんは現在天高にて校長をされています(笑)
タチバナさんと橘サンでややこしい(笑)
次回の特別企画は!
「響く 鬼」
運命の切り札を掴み取れ!