不肖不精な置小屋 seasom2

仮面ライダーのS.H.Fの写真を中心に、まったりやってます

2周年特別企画 その7

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「私は自由な風」
 
 特別企画その7は仮面ライダーカブトということで、登場ライダーの一人から当ブログにてしょっちゅう名前の出てくるS.H.フィギュアーツ仮面ライダードレイクをご紹介。
 アルティメットメイクアップ!
 
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 本体の造形はとてもよいです。
 
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 ゼクトライダーは結構左右非対称な場合が多いのですが、ここまで左右非対称なのも彼くらいです。
 
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 左側。肩がトンボの頭。
 
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 そして背面。
 この写真だと分かりやすいですが、左肩の頭から胴体前後の羽、そして右腕全体が胴体~尾と体でトンボ丸々一匹と言う状態です。
 このデザイン考えた人天才だと思います。
 塗装もカブトライダー特有のカラーをしっかりと出せていてキレイです。
 
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 顔もトンボ。
 
 
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 ただデザイン上右腕が上がるのはこのくらい。
 今の技術だったらもうちょっと可動域を上げられたかもしれませんが、当時はこれでも上々でした。
 
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 シューティング!
 
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 キャストオフ!チェンジドラゴンフライ!
 
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 スタイリッシュに。
 
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 ただ銃ライダーの中でも群を抜いて破壊力が「低い」(笑)描写が多いですね。
 
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 しかしクロックアップクロックアップ解除などの合間を縫っての攻撃やクロックアップを挟んだライダーシューティングでの一人挟撃など破壊力を補うだけのテクニックを持っていました。
 
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「やあディケイド」
「…お前は!」
 
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「…海東?」
「違う!風間!ド・レ・イ・ク!」
 
いやだって会ったこと無いし(笑)
 
 
 一時期カブトライダーが一気にリリースされておりまして、ドレイクもその例外ではありません。
 が、別にその頃はもうオプション周りは少しずつ充実していたのですが、何故かドレイクのドレイクゼクターは通常時のものが一つ付属しているのみで、必殺技用の状態(羽を折りたたみ、後方に倒したもの)が付属していません。
 再現したいシーンも多いのに、ちょっとあんまりな仕様。
 もの自体はとても良いので、今からでもなんとかなりませんか…?
 
 
 
 前回の響鬼で若干トラウマを植え付けられたため「俺が正義だ」というキャッチコピーを見て不安が凄かったのですが、幸い杞憂に終わりました。
 地球に落下した巨大隕石から現れた、人間に擬態する怪物「ワーム」。そしてそれに対抗する組織「ZECT」。
 しかし前回の鬼対魔化魍の構図とは異なり、ZECTはワームに対しかなり劣勢を強いられます。
 
 というのも、ワームは幼虫(というか、最初がすでにさなぎのようなデザインです)から成体に変化する事で特殊能力を得ると共に、最大の能力「クロックアップ」を使用可能になるため。
 クロックアップとは異なる時間の流れ(正確には別次元)に身をおくことで、超高速(本来はそれ以上の領域)で動けると言うもの。コレに対しZECTの一般兵(ゼクトルーパー)では歯が立たず、幼虫のうちに極力撃破しなければならないという状況が続いていました。
(ちなみにディケイドはあらゆる次元の存在を視認・感知できるシステムを持っているため、実際にはクロックアップも無効化できるはずですが…)
 
 しかし、その状況を打破するために造られたのが「ライダーシステム」。
 受け皿のベルトとそれに装着するゼクターで一セットになっており、これを使うことで単体でワームに対抗できるパワーとクロックアップ中のワームを視認できる能力、そして装甲をパージすることで自らもクロックアップできる状態になれると言うもの。
 
 このシステム(キャストオフ・プットオン・クロックアップ)がとても有効に活用されており、前回の響鬼が生身での激しいバトルが中心だったのと打って変わって頭脳戦やちょっと絡め手だったりと、少年漫画のような面白いバトルが展開されます。
 主人公である天道総司の変身する仮面ライダーカブトが繰り出す必殺の「ライダーキック」は1・2・3・ライダーキックという音声の後(基本的には)カウンターでキックを放つというもので、序盤はもう手が付けられない感がありました。
 
 というのもそもそも天道総司自体が「天の道を行き総てを司る」という名乗りをしたり「おばあちゃんが言っていた」からの達観した説教など、もう手が付けられない(笑)
 
 そしてZECTの新米でライダーに変身は出来ないけどそんな天道総司に喰らい付く加賀美新という名キャラ。
 
 こんな二人を中心に、パーフェクトハーモニーを信条とするエリート部隊リーダーにしてザビーに変身する矢車、その後彼の失脚を気に取って代わる影山、すでに上で言ってますが気ままな風とうそぶくドレイクに変身する幼女連れの(笑)風間、財閥のお坊ちゃまで天道にライバル意識を持つが実は…な神代と言った平成ライダーの仲でもキャラが濃ゆ~い連中が活躍します。
 さらに矢車と影山は今尚ある意味一線で活躍している「地獄兄弟」のキックホッパー・パンチホッパーとしてパワーアップ(笑)
 濃ゆ~いのがさらに加速します。
 
 とにかく見所はそんな彼らのやりとりでしょうか。変人奇人ばかりなので、ギスギスと言うよりも(いい意味で)ギャグのように見えてきます。
 一方で話はシリアスなため、むしろいいアクセントに。
 ふざける時はふざけて、決める時は決める。
 話もキャラもそんな感じでした。
 
 特にライダーではなかった加賀美新ガタックになる回は、演出、話の流れ共にとにかく痺れます。
 Full Forceが流れながらトンネルで震える少年を助けに行く彼の姿がカッコいい事この上ない。
 また常に引っ張られる側だった加賀美が、自らが守るべき者を傷つけてしまうかもしれない事に恐れる天道に「お前がもし暴走したら、俺が倒す」と背中越しに言い切るシーンは熱い。
 
 でも毎年恒例夏のギャグ回は、残念ながらあんまり見ないほうが良かったりします…。
 
 ちなみに珍しく劇場版が本編につながっており、劇場版→話の始まる前→第一話といった時間軸になってます。
 
 いろいろ「え~」と言いたくなるこじつけがあったり、時々暴走が激しかったりとある意味一番平成ライダーらしいライダーとも言えます。
 ですが愛すべきキャラクター達、時間軸の使い方による面白さなど、初めてライダーを見る人にお勧めしやすいと思います。
 エンターテイメント的な意味では平成トップかな?
 
 また地獄兄弟がいなかったら多分このブログはありませんでした(笑)
 
 
 
次回「俺・参上!」
天の道を行き、総てを司る!